ありでいず 春バテ

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こんにちは、ありでいず管理者です。今回は「春バテ」についてです。

 

 春は季節の変わり目で昼と夜の寒暖差も大きく、体調を崩すことも増えます。その中でも気をつけたいのが「春バテ」の症状です。特に高齢者は体の機能が若い頃に比べて落ちているため、体調を崩してしまうと長引いてしまうことも。春バテの予防と対策を知り、毎日を元気に過ごしましょう。

 

春バテとは?

春先に以下のような症状が出ることはないでしょうか?

・理由はないが、体がだるい

・朝、起きるのがつらい

・昼間も眠くなってしまう

・イライラして落ち着かない

・寝つきが悪く、眠りが浅い

・呼吸がいつもより浅く感じる

・食欲が落ちている

  これらの症状にひとつでも当てはまった場合、春バテになっているかもしれません。
春は季節の変わり目でもあり、新生活が始まる方も多い季節です。そのため、いつも以上にストレスがかかってしまうこともあるでしょう。ストレスで体調を崩してしまう前に、体調の変化に気づいて予防や対策することも重要です。

 

 

なぜ高齢者は春バテになりやすいのか?

 高齢者の場合、自律神経を含めた多くの体の機能が若い頃に比べて落ちてしまってい
そのため、自律神経が乱れやすく、春バテになり体調を崩してしまうことが増えです。
自律神経は体の機能を保つために24時間ずっと働き続けています。自律神経の働きを正常に保つためには、しっかりとした予防と対策をすることが重要です。

 

 

春バテによって起こる症状

 春バテによって交感神経が興奮して不安や緊張感が高まり、自律神経が乱れると以下のような症状が見られます。

・食欲不振

・吐き気

・多汗

・全身のだるさ

・頭痛

・肩こり

・手足のしびれ

・動悸

・不整脈

・めまい

・不眠

・その他さまざまな体の不調

これらの症状が続く場合、春バテになっているかもしれません

 

 

春バテを予防・対策するポイント

 春バテの原因や、春バテによって起こる症状がわかったところで、次は予防・対策の為の主な方法です。

①バランスのよい食事を3食しっかりとる

 バランスよく栄養素を摂取することは重要な春バテ対策です。中でも特に気をつけて摂取したいのが「ビタミン」「カルシウム」「たんぱく質」の3種類です。ビタミンには血行促進に効果があり、体の抵抗力を向上させます。特にビタミンB群は疲労回復や代謝に欠かせないため、十分に摂取したいところです。

 ビタミンB群は豆類や乳製品、カツオやマグロなどの魚類に多く含まれています。
カルシウムは骨を丈夫にするほか、イライラを解消します。牛乳などの乳製品以外にも、豆類や緑黄色野菜、大豆製品などにもカルシウムが豊富に含まれています。牛乳が苦手な方は他の食品から摂取するように心がけましょう。

 たんぱく質には必須アミノ酸である「トリプトファン」が含まれています。
体内では合成できないため、食事から摂取しなければなりません。
また、トリプトファンからセロトニンが作られるため、積極的にたんぱく質を摂取したいところです。体内にセロトニンが増えることで副交感神経の働きが優位になり、リラックス効果が働きます。

 副交感神経の働きが優位になると、精神的な症状の緩和のほか、質のよい睡眠などにもつながります。加齢とともに好みの食事も変化していき、肉製品よりも魚介類を好む方も多いのではないでしょうか?魚介類は肉製品よりも低脂肪で消化もされやすいため、消化機能が落ちてきている方でも摂取しやすいたんぱく質源となります。

 

②入浴する

 入浴はリラックス効果をもたらし、血行を促進させるため自律神経が整います。ただし、春先は寒暖差が大きいため「ヒートショック」に気をつけなければなりません。春先ですとまだまだ夜は寒く、お風呂で温まって浴室から脱衣所に上がってくると、気温の差が大きいため、体が対応しようとして血圧が変化します。
 この血圧の急激な変化により、心臓や血圧の疾患が起こることをヒートショックと呼び、冬場から春先にかけて特に起こりやすいので気をつけたいところです。ヒートショックは10℃以上の温度差があると起こりやすいと言われています。そのため、42℃以上のお湯に10分以上入浴している方は要注意です。38~40℃と少しぬるめのお湯に、なるべく10分以内に入浴を済ませるように心がけましょう。

 

③質のよい睡眠をとる

 睡眠は心も体も休めるために重要な時間です。そのため、できるだけ質のよい睡眠をとるように心がけたいところです。質のよい睡眠をとるには以下に気をつけましょう。

・寝る時間と起きる時間はできるだけ一定に保つ

・1日3食、規則正しく食事をとる

・朝、起きてから太陽の光を浴びる

・30分程度の適度な運動習慣をつけるカフェインを含む飲食物の摂取は就寝の4時間前までにする

・夕食は就寝の2時間前までに済ませる

・入浴は就寝の2~3時間前までに済ませる

・就寝の1時間前からはテレビなどの画面を見ない

 朝、起きてから太陽の光を浴びることで、脳内のセロトニン神経が活性化されます。セロトニンの分泌が促進されると脳内のセロトニン量が増えるため、精神的な症状が緩和されます。朝日を浴びながら適度な運動をするのも効果的です。適度な運動は筋肉がほぐれ、脳内のセロトニン濃度が高まります。
 ウォーキングなどの軽い運動を続けることで、骨を丈夫に保つ効果もあるでしょう。
無理せず続けられるような、そして自分が楽しんでできる運動を取り入れてみましょう。

 

④冷え対策に取り組む

 寒暖差が大きいと春バテなどの体の不調が起こることをお伝えしました。冷え対策に取り組み、うまく体温調節をすることで体が感じる寒暖差をできるだけ少なくしましょう。
体が温まることで血行がよくなるほか、副交感神経が優位に働き、リラックス効果がもたらされます。

 

まとめ

 自律神経は加齢とともにうまくバランスがとれなくなってきます。寒暖差によりさらにバランスがとれなくなってしまうため、高齢者は特に春バテを起こしやすくなります。季節の変わり目である春先にしっかり予防や対策することで、春バテに負けない体を作って健康な日々を過ごしましょう。

 

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