ありでいず 花粉症②

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こんにちは、ありでいず管理者です。今回も「花粉症」についてですが、予防と対策について書いていきます。

 

花粉症の予防と対策

 日常生活の配慮で、花粉症の症状を軽減することができます。自分が花粉症の場合はもちろん、家族が花粉症の場合もみんなで気をつけることで、症状の悪化を防ぐことができます。

〇花粉を浴びない、持ち込まない

・花粉情報をチェックする

現在はテレビの天気予防やインターネットでも花粉の飛散情報を知ることができます。一般的に花粉の飛散量が増えるのは、天気が良くて気温が高い日といわれます。他にも湿度が低い日や、風の強い日も注意が必要です。

また花粉は、水分に触れると崩壊する性質があるので、雨のあとに天気が良くなると、雨と一緒に地面に落ちた花粉が崩壊して舞い上がることで、症状が強く出ることもあります。地域によっても飛散状況は変わりますし、症状の強弱には個人差もあります。どのような気象状況のときに症状が強く出るかを把握しておくことで、対策がとりやすくなります。

・外出は控える

花粉の飛散が多い日は、できるだけ外出は控えるのが理想的です。また1日のうちでも午後1時から3時頃が花粉の飛散量が多いといわれます。

・外出時の服装に気を付ける

帽子・メガネ・マスクをつけましょう。特に髪の毛には多量の花粉がつき落ちにくいため、髪の長い人はまとめて、帽子の中にしまい込むようにしましょう。服はできるだけ装飾が少なく単純なデザインで、ツルツルとした素材を選ぶと花粉が落ちやすいです。

 

・花粉を家に持ち込まない

外出から戻ったら、家に入る前に体についた花粉を払いましょう。玄関先に洋服ブラシをおいておくと便利です。頭や肩には花粉が積もりやすく、ズボンの裾にも地面に落ちた花粉が多く付着するといわれます。持っていたバックやカバンなども、忘れずに花粉を払いましょう。

・帰宅後はすぐに手洗い・うがい

帰宅したらすぐに入浴し、全身の花粉を洗い流せれば安心です。入浴がすぐにできなくても、手洗いとうがい、洗顔を習慣にすると有効です。

 

 

バランスの良い食事と乳酸菌

 花粉症は免疫機能の異常によって発症します。免疫機能にかかわる免疫細胞の60%以上が腸に集中しているといわれるため、腸内環境を良好に保つことで花粉症の症状を和らげる効果が期待できます。

 近年の研究により、腸内環境を整え、花粉症などのアレルギー症状を緩和する効果が期待できる乳酸菌が多く発見され、ヨーグルトなどの食品や栄養補助食品として多数発売されています。これらはあくまでも食品であるため、薬のように症状を抑えることは困難ですが、長期間継続して摂取しても副作用などの心配が少なく、花粉症以外の健康効果も期待できます。

 花粉症の症状を緩和する効果には個人差がありますが、試してみるのもよいかもしれません。腸内環境を整えるには乳酸菌だけではなく、腸内細菌のエサとなる食物繊維やオリゴ糖などを一緒に摂ることが効果的です。また免疫機能を整えるには、規則的な生活や質の良い睡眠、バランスの良い食事、ストレスの解消など、生活全般について見直すことも大切です。

 

家の中での対策

 家の中でも花粉症対策のためにできることはあります。次から具体的な花粉症対策の行動を紹介します。

・こまめに掃除する

 日中、空気中に舞い上がっている花粉は、夜の間に床に落ちていきます。フローリングの床などは、起床して家の中をあまり動き回る前にお掃除シートなどを使って拭きとると効果的です。

・洗濯物は部屋干しに

 特にタオル類や寝具類のカバーなど、顔に直接触れるものは外に干さないようにしましょう。どうしても外に干さないといけないものはできるだけ午前中の早い時間に干し、よく花粉を払ってから室内に入れましょう。同様に布団も外には干さないようにしましょう。布団に花粉がついていると、症状が強く出て眠れなくなることもあります。花粉の飛散時期には布団乾燥機などを使用するのが賢明といえます。さらに布団に掃除機をかけることも効果的です。

・入浴は毎日

 毎日入浴し、体についた花粉を洗い流しましょう。入浴してから布団に入ることで、布団に花粉がつくことを阻止できます。

・空気清浄機

 空気清浄機の効果については賛否両論があります。機種による効果の差異や、空気清浄機を置く場所などの使い方によっても効果が異なることがあります。花粉症対策以外にも効果が期待できる場合もありますので、興味がある場合は使用してみるのもよいかもしれません。

 

 

 

高齢者と花粉症について

 高齢者が花粉症を発症した場合、症状を軽減するためには、その対策に何らかの援助が必要な場合が多くあります。

・認知症による予防の難しさ

 花粉症の一番の予防法は「花粉を浴びない」ことですが、認知症がある場合、見えない花粉を避けることが非常に困難なことがあります。特に日常生活における注意事項や外出時の服装やマスクの着用、帰宅時の注意、服薬など、ご家族など身近な人の協力が必要です。

・花粉症治療薬の影響

 花粉症の治療に使用される薬の中には、眠気が出るものや、食事との関係に配慮が必要なもの、腎機能に影響を及ぼす可能性があるものなどがあります。高齢者では他疾患の治療のために常用している薬があることも多いので、花粉症についてもかかりつけの医師に相談するようにしましょう。薬の副作用による眠気は、日常の生活や身体機能、認知機能にも影響を及ぼすことがあります。

 車の運転などに注意が必要となるだけではなく、日中に眠くなってしまうことで夜眠れなくなることや、眠気によって動作が緩慢となり転倒などのケガにつながるリスクも予想されます。花粉症の薬を服用し始めたら体調観察をして、気になることは医師に相談しましょう。

まとめ

 花粉症の症状を軽減するためには、生活習慣や服薬管理などにおいて、いろいろな注意や配慮が必要です。高齢者の場合は特に、これまでの生活習慣を変えることは難しく、薬の使い方などにも注意が必要なことがあり、家族や身近な人の援助や協力が大切です。

 

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