ありでいず 花粉症①

- update更新日 : 2024年02月17日
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こんにちは、ありでいず管理者です。今日は「花粉症」についてです。

数年前までは「高齢者は花粉症になりにくい」と言われていたことがありましたが、現在では高齢者でも花粉症を発症する人が増加傾向にあるようです。 

 

 

花粉症はどんな病気なのか?

 スギやヒノキ、ブタクサなどの花粉が、鼻の粘膜や眼の結膜を刺激することでおこるアレルギー反応が花粉症です。原因となる花粉の飛ぶ季節だけに症状があるため、季節性アレルギー性鼻炎とも呼ばれます。

高齢者のアレルギー疾患

 高齢者では、加齢にともなって免疫力が低下していることがあるため、花粉症を含めたアレルギー疾患を発症するリスクが高まっている場合があります。そのため花粉症の他にも、食物アレルギーや、おむつの使用などによる接触性のアレルギーなども増加しているといわれます。アレルギーは重症化すると命にかかわる重大な症状を引き起こすこともあり注意が必要です。

 以前は、高齢になるとアレルギーによる症状は緩和していくと考えられていましたが、現在は必ずしもそうではないことがわかっています。高齢者が発症するアレルギー疾患は、原因が特定できないことも多く、治療の対策が難しいといわれます。アレルギー疾患の中でも花粉症は血液検査によって原因の特定は比較的容易といえますが、花粉自体が目に見えず、花粉症でない人にはそのつらさが理解されにくいこともあり、予防や治療が難しいこともあります。

 

花粉症の原因と症状

 花粉症の症状を引き起こす植物は、現在日本では約60種類あるといわれています。アレルゲンとなる主な植物はスギ、ヒノキ、カモガヤ、ブタクサ、シラカンバなどが一般的にもよく知られています。

 花粉症の主な症状は、鼻の三大症状といわれるくしゃみ・鼻水・鼻づまりの他に、目のかゆみや充血、のどのかゆみや不快感、皮膚のかゆみなど、さまざまな症状があります。

 どのような症状が出るかは個人差が大きく、花粉の種類によって症状が異なる場合もあります。また花粉症の人がある種の野菜や果物を食べたときに、口腔内がかゆくなったり腫れたりすることがあります。このような症状が出ることを口腔アレルギー症候群と呼び、花粉だけではなく、食べ物にも注意が必要な場合もあります。 

 

花粉のメカニズム

 花粉が口や鼻、目などから入ってきたときに体がこれを異物と認識すると、リンパ球が「IgE抗体」を作ります。この抗体ができたあとに再び花粉が体内に入ると、粘膜にある脂肪細胞の表面にある抗体と結合し、花粉を体外に排出するためにヒスタミンなどの化学物質が分泌されます。その結果、花粉を体外から出すための防御反応として、くしゃみや鼻水、涙などの症状が現れます。

 

次回は花粉症の予防や対策について書いていきます。

 

 

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