ありでいず 認知症予防のために出来ること② 

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こんにちは、ありでいず管理者です。

 今回は認知症予防のために出来ることの2つ目として、運動についてご紹介していきたいと思います。

 認知症と運動の関係については様々な研究や調査がされているようです。WTOの「認知機能低下および認知症のリスク低減」のガイドラインに下記のような記述がありました。

この20年間の研究により、学歴や、運動不足、喫煙、不健康な食事およびアルコールの有害な使用などの生活習慣に関連した危険因子が、認知機能障害や認知症の発症と関連していることが示されている。
さらに、高血圧、糖尿病、高コレステロール血症、肥満やうつ病などの特定の病態は、「認知症発症リスクの増大」と関連している。

 また、2001年に海外で実施された高齢者4,615人を対象にした別の研究でも、運動量の多いグループと、少ないグループでは、認知症の発症リスクが明らかに下がっていると報告されています。

 

認知症に運動が効果的である理由は様々ですが、主に4つの効果があります。

①脳の活性化

私たち人間の体は脳の働きによって動いています。
脳が健康であれば、ストレスを感じることなく心身を健やかに保つことができます。

脳を活性化し健康に保つためのポイントは、五感を刺激することです。
そして、五感を刺激することができるのが運動です。

運動中は五感で捉えたものを判断することで、自分の体の状態を把握します。

把握した状態が体に伝わると的確な動作を行うことができます。
さらに、今の動作がどのような影響を与えるかを把握し、次の動作へと繋げます。

以上の流れにより脳の機能がフル稼働し、脳が活性化されます。

 

②脳の血流の改善

運動によって全身の血流が良くなることで、酸素や栄養が脳にしっかり届きます。

運動不足は体の血行不良を引き起こします。
体が血行不良を起こすということは、脳にも十分な血流が流れなくなります。

運動の効果の一つとして、全身の血流が良くなることが挙げられます。

特に有酸素運動では取り入れた酸素が体中を巡り、筋肉の動きによって血行の流れを改善します。

 

③自信回復

運動を行っていると自然と集中し、心身共にリフレッシュされる効果があります。

認知症の方は不安や孤独感、劣等感などのマイナスな感情を抱きやすいです。
運動は、一時的にマイナスな感情を忘れさせてくれます。

他者との交流を避け自宅に引きこもりがちになると、自信がますますなくなります。
ですが、運動をすることで「以前よりも早く体を動かせるようになった」など成長体験を積み上げることができ、自分に自信をもつことができます。

 

④生活が整う

認知症を発症すると、日常生活に様々な変化が起こります。

たとえば、活動量が減ることで食欲が落ちたり、夜に眠れず不眠となり昼夜逆転の生活になるなどが挙げられます。
生活の乱れが心身の乱れに繋がり、負のループに陥ってしまいます。

運動を行い活動時間と休息時間のメリハリをつけた生活をすれば、認知症の症状悪化を防ぐことができます。

「食事」「運動」「睡眠」の三つは基本的ではありますが、基本的なことこそが認知症予防や改善に効果的です。

 

次回、具体的な運動後ご紹介していきます。

 

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