ありでいず 熱中症予防のための食事
こんにちは。ありでいず管理者です。今回は熱中症予防のための食事についてです。
夏バテの予防は、水分補給や正しい食生活がポイントです。まずは水分補給ですが、1日1.2ℓを目安に補給するようにしてください。私たちの体は1日に2.5Lもの水分を失っています。食事に含まれる水分や体内で作られる水の量を合わせると1.3L。残りの1.2Lは飲み水から摂取する必要があります。
日本茶を好む高齢者は多いですが、カフェインには利尿作用があるため、水や白湯、麦茶で水分を摂ることが望ましいです。アルコールを飲んでも利尿作用が活発になるので、飲酒した日は多めに水を飲むよう声をかけるといいでしょう。起床時、入浴前後、就寝前にコップ1杯の水を飲むといったように、飲む回数やタイミングを決めるのも効果的です。枕元に飲み水を置くと、暑さで目が覚めてもすぐに水分補給できます。
たんぱく質の摂取も夏バテに負けない体づくりには重要になります。健康維持に大切な栄養素で、免疫力や筋力の向上に役立ちます。特に高齢者はタンパク質が不足すると、低栄養やフレイル(虚弱)状態に陥りやすくなります。暑い季節を乗り切るために、肉や魚、卵、豆類、乳製品などのタンパク質が豊富な食品を摂ることが大切です。胃腸が弱く胃もたれしやすい高齢者の方は、肉類を避けて淡白な魚や大豆製品、卵からの摂取がおすすめです。やわらかく煮込む、よく噛んでゆっくり食べると消化の助けになります。
疲労回復効果のあるビタミン、ミネラル、クエン酸の摂取も心がけましょう。ビタミンの中でも、疲労回復のカギになるのはビタミンB1です。糖質をエネルギーに変え、疲労を回復する働きがあります。ビタミンB1の吸収を良くする長ネギやニラ、生姜などの香味野菜と一緒に食べることがおすすめです。
ミネラルも疲労回復に効果的ですが、汗と一緒に排出されるので夏場は不足しがちです。骨粗しょう症の予防にもなるので、普段から意識して摂取しましょう。酸味成分のひとつ、クエン酸は疲労物質である乳酸を分解、排出してくれます。食欲増進にも役立ち、食の細い高齢者の夏バテ対策に重宝するでしょう。以下がビタミン、ミネラル、クエン酸を多く含む食べ物です。
| 多く含む食べ物 |
ビタミンB1 | 豚肉、ウナギ、かつお、大豆、ごま、玄米 |
ミネラル | ブロッコリー、オクラ、魚介類、海鮮類、乳製品 |
クエン酸 | オレンジ、レモン、梅干し、黒酢 |
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