胸郭出口症候群
皆様いつもお世話になっております!
亞利の整骨院の澤です!☺︎
今回は胸郭出口症候群についてお話ししていこうと思います!🐿🐾🍂
つり革につかまる時や、物干しの時のように腕を挙げる
動作で上肢のしびれや肩や腕、肩甲骨周囲の痛みが生
じます。また、前腕尺側と手の小指側に沿ってうずくよう
な、ときには刺すような痛みと、しびれ感、ビリビリ感な
どの感覚障害に加え、手の握力低下と細かい動作がし
にくいなどの運動麻痺の症状があります。
上肢やその付け根の肩甲帯の運動や感覚を支配する腕
神経叢と鎖骨下動脈は絞扼(こうやく)部位によって4つに分けることができます。
①斜角筋症候群
前斜角筋、中斜角筋、第一肋骨が構成する三角筋の間隙を斜角筋隙といい、ここで腕神経叢と鎖骨下動脈が圧迫や牽引されると薬指、小指に痺れや痛み、握力の低下などが出て来ます。
なで肩の方によく見られます。
②肋鎖症候群
第一肋骨と鎖骨の隙間を通る鎖骨下動静脈、腕神経叢が圧迫を受けて起きます。
③小胸筋症候群(過外転症候群)
小胸筋と肋骨間の隙間を腕神経叢と鎖骨下動静脈が走行しており、上腕の外転時に腕神経叢と鎖骨下動静脈が圧迫、牽引されて起こされます。
具体的には、電車やバスの吊り革を捕まるような姿勢を取ると腕が痺れたりして来ます。
④頸肋症候群
第7頸椎横突起が延びて肋骨化した先天性の奇形で、稀なケースです。
この4種類を総称して胸郭出口症候群と言います。
胸郭出口症候群は神経障害と血流障害に基づく上肢痛
上肢のしびれ、頚肩腕痛(けいけんわんつう)を生じる疾
患の一つです。