水分不足で起こる身体の変化(その2)
皆様いつもお世話になっております。
亞利の整骨院の澤です。
今回も前回に引き続き「水分不足で起こる身体の変化」についてお話ししていきます。
水分不足は、うつ状態あるいはうつ病に関係してくる、ということも言われています。
それは、脳内の神経伝達物質であるセロトニン、トリプトファン、
必須アミノ酸の生成と新陳代謝に影響するからです。
もちろん、軽いうつ状態から重いうつ病まで、
すべて水分不足によるものだと単純に言い切る事はできないですが、脳細胞で考えても身体全体で考えても、その大部分が「水」と言う事です。
従って十分に水分補給をしなければ、身体に重大な影響を及ぼすだけでなく、
精神状態や感情、気分にも重大な影響を及ぼす可能性が高いのです。
また水分不足は、脳内でエネルギーが生成されるのを妨げることも知られています。
恐怖感や心配不安感などのストレスや情緒障害などが、
脳細胞内の水分不足の結果として起こることもあります。
水分不足は、高血圧、浮腫、骨の異常、貧血、うつ病、
恐怖感や心配不安感などの情緒障害を引き起こします。
多くの方が「認知症の症状」「治らない症状」と考えている高齢者の症状の7割は、
水分不足を原因としている可能性が高いのです。
体内には細胞がエネルギー代謝を行う際に、
酸素と栄養が結びつくことでエネルギーを生み出していますが、
その際、水と二酸化炭素が生じています。
これを代謝水と言いますが、この代謝水があるので、
人間が1日に摂取しなければならない水分量は、
尿量 + 便 + 不感蒸泄 - 代謝水
ごはんにも水分は含まれているため、ごはんの水分を差し引いた
純粋に飲料水で補給しなければならない水分量は、1500ml以上ということになります。