高齢者の健康意識

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こんにちは、ありでいず管理者です。今日は「高齢者の健康意識」についてです。

 高齢者が生涯にわたって生きがいを持ちながら安心して過ごせる社会をつくるために、内閣府では高齢社会対策を進めています。高齢者の健康に関する実態と意識の把握、調査研究の実施など、高齢社会対策の推進に役立てることを目的として、高齢者の健康に関する調査が実施されていますが、高齢者自身は自分の健康状態をどのように捉えているでしょうか。

 健康状態について「良い」から「良くない」までの5段階の回答のうち、「良い」、「まあ良い」と答えた人は全体の52.3%、「あまり良くない」、「良くない」と答えたのは18.1%でした。男女間の大きな差はなく、年齢層が高くなるほど、健康状態が「良くない」と感じる人の割合も多くなります。

今後の健康意識 - TrixieT3Lu

また、都市の規模ごとでみてみると、大都市の方が健康状態が「良い」と答える人の割合が多いようです。

今後の健康意識 - TrixieT3Lu

高齢者が日頃心掛ける健康活動について

 日頃、「特に心がけていることがある」と回答した人の割合は90.7%で、ほとんどの人が健康を意識して何かしらの活動を行っていることがわかります。半数以上の人が行っていた活動は、「栄養バランスのとれた食事をとる(59.4%)」、「健康診査などを定期的に受ける(53.3%)」、「休養や睡眠を十分にとる(53.0%)」でした。とくに、75歳以上では、「栄養バランスのとれた食事をとる」は約6割以上の方が心がけていると回答しています。反対に、割合が少なかった活動は、「酒やタバコを控える(18.3%)」、「地域の活動に参加する(19.4%)」ですが、「酒やタバコを控える」は65歳以上の男性の約3割が心がけており、「地域の活動に参加する」は、70代の男性と65~79歳までの女性で割合が大きくなっている傾向があります。

 

高齢者の仕事や社会活動と生きがい

 収入のある仕事に就いている人は全体の約4割(798人)であり、仕事をする理由として、「収入が欲しい(58.0%)」、「面白い、自分の活力になる(17.3%)」、「働くのは体によい、老化を防ぐ(14.0%)」で割合が多くなっています。「面白い、自分の活力になる」、「働くのは体によい、老化を防ぐ」という生きがいや健康目的で働いている割合は75歳以上で多くみられます。

 何らかの社会活動を行っている人は全体で約3割にとどまっています。行わない理由としては「時間の余裕がない」、「体力的に厳しい」、「活動をする意思がない」といった割合が多くみられます。

 仕事に就いている人が全体の約4割、社会活動を行っている人が全体の約3割という結果ですが、「生きがいを感じている」人は全体の85.6%を占めており、日々の生活に自分なりの生きがいを見出して過ごしている人が多いことがわかります。また、健康状態が良いほど、生きがいを感じている率は高くなります。

 高齢者の健康に関する調査結果のデータを見る限りでは自分は健康だと意識している人は約半数でした。また、健康のための心がけや生きがいを持って生活している人は8~9割と多く、健康を意識しながら充実した生活を送っている人が多いことが伺えます。今後、健康状態の良い人が増加すること、療養しながらも生涯生きがいを感じて過ごせる人が増えることを願います。

 

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