ありでいず 高齢者の睡眠について②

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こんにちは。

高齢者の昼寝で注意すべき点

・長い昼寝は認知機能低下につながる可能性がある

・遅い昼寝や長い昼寝は生活リズムが崩れる

・長い昼寝は活動量が減って身体に悪影響が出る

高齢者にとって効果的な昼寝の条件について、上記3つのポイントを解説します

 

長い昼寝は認知機能低下につながる可能性がある

昼寝時間が過度に伸びると、認知機能が低下する可能性があるため、注意が必要です

特に、認知症の発症リスクが高まるといわれています

昼寝が長くなって睡眠リズムが乱れると、夜に熟睡ができず、脳や体の疲労回復が十分でない可能性があるためです

1日に60分以上の昼寝をする人の認知症発症リスクが、昼寝時間が60分未満の人の2倍だったという研究もあります

年齢を重ねるとともに昼寝時間は少しずつ長くなりますが、過剰な昼寝は脳に悪影響を及ぼす可能性があります

 

遅い昼寝や長い昼寝は生活リズムが崩れる

高齢者が遅い時間帯や長時間にわたって昼寝をすることは、夜の睡眠に影響を及ぼし、生活リズムの乱れを招く可能性があります

体は本来、昼寝の覚醒時間が長いほど、夜の睡眠で深い眠りが長くなるというリズムを持っています

しかし、昼寝で深い眠りに入ると、昼間の覚醒時間が短くなり、夜に深く眠れなくなる可能性があります

夜に深く眠れない状態だと、なかなか寝付けない、少しの物音で起きてしまうなど、睡眠リズムが乱れてしまうでしょう

『日中に30分以上ぐっすり眠る』『夕方以降に仮眠をとる』といった昼寝では、夜間睡眠に影響が出て生活リズムが乱れる原因となります

 

長い昼寝は活動量が減って身体に悪影響が出る

昼寝している分、活動量が減って身体機能が衰えやすくなる点にも、注意が必要です。

なぜなら、昼寝をしている時間帯は身体が休息しているため、運動量が著しく減少するためです。

また、昼寝の間は身体が休息モードに入るため、代謝も低下します。

運動不足は筋力の低下や関節の硬化など、身体の機能を低下させるリスクを高めます。

代謝が落ちると老廃物の排出が滞り、疲労感や体力を感じやすくなるでしょう。

 

 

高齢者の昼寝はメリハリのあるリズムが大切

高齢者にとって昼寝は、日中の活動量や質の良い夜間睡眠をサポートする大切な習慣です。

1日20分~30分の昼寝を15時までに済ませると、充実した午後を過ごせたり、夜に快適な睡眠をとれたりなど、さまざまなメリットがあります。

また、認知症機能や身体機能低下などを防ぎ、長く元気でいられる可能性を高めるでしょう。

眠りすぎや遅い時間の昼寝はかえって逆効果です。

カフェインを摂ったり、寝る場所に気を付けたりしながら質の良い昼寝を取り入れましょう。

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